2012年3月6日火曜日

新著「Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門」

データベース技術に関する新著を執筆しました。「Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門」という本です。



第1章:データベースがないと何が困るのか
第2章:インデックスで高速アクセスを実現する
第3章:テーブル設計とリレーション
第4章:SQL文の特徴とその使いこなし方
第5章:可用性とデータの複製
第6章:トランザクションと整合性・耐障害性
第7章:ストレージ技術の変遷とデータベースへの影響
第8章:データベース運用技術の勘どころ
第9章:MySQLに学ぶデータベース管理
第10章:MySQLのソースコードを追ってみよう
第11章:データベース技術の現在と未来
第12章:ビッグデータ時代のDB設計

---「はじめに」より
 私たちが日々活用しているオンラインサービスでは、ほぼ例外なくデータベースが背後で重要な役割を果たしています。ブログサービスのような無料のものだけでなく、ショッピングサイトのようにお金が動くもの、オンラインバンキングのように高額のお金が動くクリティカルなものに至るまで、あらゆる環境でデータベースは使われています。これらのサービスは例外なくデータを保存しておく必要があり、そのデータの保存場所がデータベースです。
 私たちは、背後のデータベースがどうなっているかなどと意識することなく、こうしたサービスを使うことができます。ただ、そのサービスの「質」を意識させられる場面は少なからずあります。頻繁にアクセス不能に陥ったり、応答時間が遅かったりするサービスは少なくありません。こうした質の問題は、背後にあるシステムの品質に大きく依存します。データベースもその中で非常に重要な役割を果たしています。
 データベース自体の歴史は長く、インデックスやデータモデリング、トランザクションといった基幹の技術は大きくは変わっていません。それにも関わらずデータベースに起因する問題がよく発生するのは、データベースに対する理解が十分ではないからというのが大きな要因でしょう。本質を理解すれば、流行に振り回されることなく適切な設計ができるようになるはずです。
 本書は、データベース技術のトレンドを整理して体系的に解説することで、こうした本質面での理解ができるようにすることを目指した書籍です。元々は技術評論社のSoftware Design誌に連載したものをベースにしています。Software Designや姉妹誌のWeb+DB Pressでは筆者が専門としているMySQL関連の特集記事の執筆などを行なったことがあり、これらのトピックも取り入れています。本質面での話と、MySQLの具体的な話を織り交ぜることで、より理解を深められるような構成を心がけたつもりです。
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 小手先のツールが使えようが何だろうが、基本を知らん奴はトラブルの現場では何もできやしない、ということで、データベース技術の歴史を振り返り基礎をおさえたい方におすすめです。

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